秋口から初冬にかけての酵素処理ペースト生産品;安納芋焼芋ペースト

さつまいもは収穫後の熟成期間を経て、焼き芋や蒸し芋にしますが、
さつまいもというと粉質でホクホク感があって緻密なクチざわりのものが人気でしたが、
最近は、安納芋や紅はるか等の糖分が高く、しっとりとして、クチざわりもよりなめらかなものも人気です。
長い熟成時間のうちに、糖分が増える準備ができますので、焼芋にした時の美味しさが違います。
手間はかかりますが、そういう理由で、最近のさつまいもペーストは焼芋製法が人気です。
星野科学では、焼芋をさらに酵素処理製法によって、よりなめらかな絹ごし状態にまで酵素分解します。
さつまいもは以上のように製法の違いで美味しさが様々なので、試作でもいろんな工夫が必要です。

安納芋青果

安納芋青果

写真は試作用の生の安納芋です。今回は1kg 前後の大きめの芋(比較にボールペン置いてます)。

安納芋カット

安納芋カット

安納芋カット拡大

安納芋カット拡大

安納芋二つ割状態。断面の外側周囲に乳液成分(ヤニ;ヤラピンという樹脂配糖体)が出ています。
ヤラピン;ヤラピノール酸(jalapinolic acid)とオリゴ糖からなる。

安納芋黄金二つ割

安納芋黄金二つ割

こちらは安納黄金芋と呼ばれる安納こがねという種類です。切った包丁がもう既に黒く褐変しています。

安納芋ペースト、焼芋酵素処理ペースト試作。
(Ipomoea batatas、サツマイモ、甘藷、唐芋、スイートポテト)